米ユナイテッド航空・アメリカン航空、中東便を一時運休 日本発着便にも影響

米ユナイテッド航空・アメリカン航空、中東便を一時運休 日本発着便にも影響

2025年6月20日 — 米国の大手航空会社であるユナイテッド航空とアメリカン航空は、中東地域の緊張激化を受けて、主要路線の運航を一時停止すると発表しました。イスラエルとイランの軍事衝突拡大が背景にあり、航空各社の運航計画に大きな影響が広がっています。

米系航空会社の運休詳細

  • ユナイテッド航空は、ニューヨーク(ニューアーク)-ドバイ線の運航を「安全が確認されるまで」一時停止しました。
  • アメリカン航空は、フィラデルフィア-ドーハ線の運航を少なくとも6月22日まで停止しています。
  • 両社とも、現地の安全確保が困難な状況を理由に挙げています。

日本発着便・日系航空会社の状況

  • 日本航空(JAL)は、2024年4月からドーハ-羽田の直行便(JL050/059)を運航していますが、現時点で中東情勢の急変により、運航スケジュールや経路変更の可能性が高まっています。最新の運航情報はJAL公式サイトでご確認ください。
  • 全日空(ANA)は、2025年2月から羽田-イスタンブール線(NH219/220)を週3便で新規開設予定ですが、現地情勢次第で運航計画の見直しが行われる可能性があります。
  • 日本政府はイランへの渡航警戒レベルを最高の「レベル4(退避勧告)」に引き上げ、全邦人に即時退避を呼びかけています。陸路での退避支援や臨時便の検討も進められています。

6月13日のイスラエルによるイラン攻撃以降、イラン、イラク、イスラエル、ヨルダンの空域が閉鎖され、欧州・アジア・中東を結ぶ多くの長距離便が欠航・大幅遅延・経路変更を余儀なくされています。フライトレーダーでは、当該地域上空の航空機がほぼゼロとなり、多くの便がサウジアラビアやエジプト経由など大幅な迂回ルートを取っています。

旅行者へのアドバイス

  • 中東発着便を利用予定の方は、航空会社の最新情報を必ずご確認ください。
  • イランなど危険地域への渡航は厳重に控え、現地滞在中の方は速やかな退避を検討してください。
  • 日本行き直行便や経由便の運航状況は流動的であり、今後も急な変更が発生する可能性があります。


イスラエル・イラン間の軍事衝突により、中東・ペルシャ湾地域の航空ネットワークは大きな混乱に直面しています。米系・欧州系に加え、日本発着便も影響を受けており、旅行者・在留邦人は最新情報の確認と安全確保を最優先してください。

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Author: 編集者

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